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サメ図鑑

ようこそ!サメ、お好きですか?
水族館や映画で人気のサメを中心に紹介するサメ図鑑です。
サメ好きな人が一人でも増えたら嬉しいなとの想いで作成しました。
それでは、さっそくスタート!!お気に入りのサメちゃん、見つけてください~


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🦈ジンベエザメ 甚兵衛鮫・甚平鮫
英名:Whale shark 学名:Rhincodon typus
分類:テンジクザメ目・ジンベエザメ科

全長5m程で成熟し、記録上の最大サイズは2001年にアラビア海で座礁した18.8m程の雌です。
世界中の熱帯・亜熱帯・温帯の表層海域に広く分布します。

動きは緩慢で止まることができず、泳ぐ速さは平均4 km/h、最大でも約13 km/hとのんびり屋さん。
温厚で危険性の低いサメです。
沖縄県の美ら海水族館や、大阪府の海遊館などでも人気者ですよね。その抜群の存在感と大きさに圧倒されつつも何とも愛らしいルックスに惹かれてサメを好きになった人も多いのではないでしょうか。
大きな体に似合わず、食べ物はなんとプランクトンが主食。水族館では小型の甲殻類(オキアミ・イサザアミ・サクラエビなど)を、1日あたり5~8kg程を与えているそう。大きな体に見合わず、小食なのも可愛いですよね。

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🦈イタチザメ 鼬鮫
英名:Tiger shark 学名:Galeocerdo cuvier
分類:メジロザメ目・イタチザメ科

全長3m程で成熟し、記録上の最大サイズは1957年にインドシナ沖で捕獲された7.4m程の雌です。
地中海など一部の地域を除き、世界中の温帯・熱帯海域に分布します。

普段はゆっくり泳いでいますが、捕食時の瞬間速度は秒速9m(約32km/h)にも達するとされています。水中にありながら、人間が陸で走るよりも速く動けるのは驚愕ですよね。
捕食性・腐食性の両方を持ち、食べるものを選り好みしない雑食で、サメの中で最もその傾向が強い種ともされます。死骸はもちろん、産業廃棄物やプラスチックゴミなど食べられないものまで何でも飲み込む様子から、「鰭(ヒレ)のついたごみ箱」とまで揶揄されます。
後述するホホジロザメに次いで人や船の被害が多く、非常に獰猛で危険なサメです。

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🦈シュモクザメ 撞木鮫
英名:Hammerhead shark 学名:Sphyrnidae
分類:メジロザメ目・シュモクザメ科

ひとくちにシュモクザメと纏めましたが、実は全9種います。
イラストは上がアカシュモクザメで、下がシロシュモクザメです。アカはハンマー型の頭部中央にくぼみがあるのに対して、シロにはありません。水族館で見かける代表的なシュモクザメですので、頭部の形から見分けるのも楽しみの一つかもしれません。ちなみに見た目が赤い・白いから付いた和名ではなく、内側の肉の色に由来する名付けです。

全長2.5m程で成熟し、最大で4m程になるとされています。
全世界の温帯域に分布し、サメとしては珍しく大きな群れを作って南北に季節回遊を行います。

群れで泳ぐ姿は美しく、水槽展示でその様子を見上げるように見ることができる四国水族館の展示は圧巻の一言に尽きます。群れには社会的秩序があることが知られています。
シュモクザメは特徴的な頭部の見た目がそのまま名前となっています。和名は、鐘などを鳴らすときに用いるT字形の撞木(しゅもく)に、英名は金槌(ハンマー)に由来します。 目が頭の両端に付いているため、ほかのサメよりも広い視野を持ち、探索力に長けた優秀なハンターでもあります。

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🦈ホホジロザメ 頬白鮫
英名:Great white shark 学名:Carcharodon carcharias
分類:ネズミザメ目・ネズミザメ科

平均的な全長は4~4.8m程の大型のサメです。最大全長は諸説あり、一致した見解がありません。現在は最大全長を6m程とする場合が多いです。
亜熱帯から亜寒帯まで、世界中の海に広く分布しています。

もはや説明不要の有名ザメではないでしょうか。1975年に公開されたスティーブン・スピルバーグ監督の映画JAWS/ジョーズで登場したことをキッカケに人喰いザメのイメージを定着させました。サメ=怖いの代名詞的存在で、その獰猛さから「白い死神」とも呼ばれています。のこぎりのようなギザギザを持つ鋸歯(きょし)状の歯は、皮や筋肉を切断するのに適した形状をしており、捉えた獲物から一噛みで約14kgの肉塊を食いちぎるとされています。
また、巷ではホオジロザメと呼ばれることもありますが、日本産魚類目録に記載された標準和名はホホジロザメ。「オ」と「ホ」の違いですが、口語の発音が原因と思われます。側頭部(ヒトの頬にあたる部分)が白いことが和名の由来なので、個人的にはメディアなどの情報配信者や専門家でない限りはどちらで呼んでも良いのではないかなと。
巨躯で大きな顎と鋭い歯をもち、泳ぐのも速い。しかも、獲物の探知に優れているなど捕食者としての能力が非常に高く、気性も荒いことから、襲われれば最も危険なサメであり、世界中で死傷事故が発生しています。


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🦈ネムリブカ 眠鱶
英名:Whitetip reef shark 学名:Triaenodon obesus
分類:メジロザメ目・メジロザメ科

小型のサメで全長は最大1.6m程。
インド洋と太平洋に分布し、サンゴ礁に生息します。底生で、深度8-40mで見られます。

非常に狭い領域で生活し、長距離を移動することは滅多にありません。1年間で元の場所から3km以上移動した個体はいなかったとの調査記録もあり、水族館でも水槽の底でじっとしている姿が良く見られます。日中は住みかとする洞窟内で休み、夜には集団で岩やサンゴの隙間を這い進んで探索して、硬骨魚・甲殻類・タコを捕食します。
ネムリブカの「フカ」はサメのことで、漢字で「鱶」と書きますが、お腹の中で子を養っている魚という意味です。多くのメジロザメ目と同様に卵を産まず、お腹の中で胎児を育てる胎生のサメです。
好奇心旺盛ですが攻撃性は低く、刺激しなければ比較的危険性の少ないサメとされています。

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🦈シロワニ 白和邇
英名:Sand tiger shark 学名:Carcharias taurus
分類:ネズミザメ目・シロワニ科


最大で3m程の大型のサメです。全世界の温帯・熱帯の海に分布します。
特徴はなんといっても繁殖様式。サメの中でも珍しい卵食・共食い型です。55mm程で孵化し、未受精卵や他の胎仔を食べるようになります。子宮が2つあり、それぞれに1尾の胎仔が生き残るので、産仔数は最大で2尾となります。妊娠期間は9-12ヶ月と長く、産まれてくる子どもの大きさは1m程です。

獰猛そうな見かけに反して、おとなしくて人を襲うことはないとされていいます。温厚な性格であることから「巨大な子犬」と呼んだ学者もいるほどです。

余談ですが、和名に含まれる「ワニ(和邇)」はサメの別称で、因幡の白兎伝説など古事記にも登場します。古くからサメは強さや神聖さの象徴として大切に扱われてきました。

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🦈レモンザメ 檸檬鮫
英名:Sicklefin lemon shark 学名:Negaprion acutidens
分類:メジロザメ目・メジロザメ科

最大全長3.1m程。インド太平洋の熱帯域、深度92mまでの沿岸に広く分布します。
体は太く頑丈で、頭部は短く幅広いずんぐりした体躯です。

動きはゆっくりで、性格も臆病。主に硬骨魚を食べます。
胎生で、2年毎に13匹以下の仔を産みます。
日本では1981年に生息が確認され、黄色い体色からレモンザメの和名が与えらました。沖縄地方ではよく見られるサメであることから、マーブカー(真鱶※普通のサメの意味)と呼ばれるそうです。

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🦈ラブカ 羅鱶
英名:Frill shark 学名:Chlamydoselachus anguineus
分類:カグラザメ目・ラブカ科

最大全長は2m程。大西洋・太平洋全域から散発的に分布記録があります。
個体数が少なく、水深500~1,000mより深い場所に生息するため、観察記録が少なく詳しい生態はほとんど分かっていません。

エラ孔が6対(※一般的なサメは5対)あり、現存するサメの中で最も原始的なサメとされています。
体形や歯の形状などが約3億6千万年前の古生代デボン紀に栄えた古代ザメのクラドセラケに似ていることから「生きた化石(※最近の研究では生きた化石ではない説もあります)」と呼ばれています。
謎の多きミステリアスさと、ワイルドな独特の見た目から熱狂的なファンも多いサメです。

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🦈ネコザメ 猫鮫
英名:Japanese bullhead shark 学名:Heterodontus japonicus
分類:ネコザメ目・ネコザメ科

最大全長1.2m程の小型のサメです。太平洋北西部に分布し、水深6-37mの浅海の海底付近に生息します。
底生性で岩場や海藻類の群生地帯に住み、硬い殻を持つサザエなどの貝類やウニ、甲殻類などを好んで食べます。臼歯(きゅうし)状の後歯で殻を噛み砕いて食べるため、別名サザエワリ(栄螺割)とも呼ばれています。日中は海藻や岩の陰に隠れ、夜間に餌を求めて動き回る夜行性のサメです。遊泳力は弱く、胸鰭を使って海底を歩くように移動することもある何とも愛らしいサメです。

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🦈ヨシキリザメ 葦切鮫
英名:Blue Shark 学名:Prionace glauca
分類:メジロザメ目・メジロザメ科

全長1.5m程で成熟し、記録上の最大サイズは3.8m程です。
世界中の熱帯地域から温帯域に広く分布し、主に外洋の表層(水深0-200m程)に生息します。

スリムな流線型ボディで、からだは柔らかくてしなやか。吻(ふん※口周り)は細長く尖り、大きくて真っ黒な眼を有することから「世界一美しいサメ」と評されます。
IKEAのサメと呼称される人気のサメのぬいぐるみ「BLÅHAJ・ブローハイ※スウェーデン語でヨシキリザメのこと」のモデルでもあります。

高級中華食材であるフカヒレの原料として最も流通している他、軟骨はコンドロイチン硫酸などの健康食品、肉も練り物や加工品として全身余すことなく利活用される食用資源魚です。
私たち、サメ革モノ専門店アトリエシャークで使用するサメ革の原料でもあります。とりわけ宮城県気仙沼産のサメ革は世界最高品質と名高いです。そのレザーの美しさと機能性に惹かれ、私たちは創作活動を続けています。

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【番外編:ガブちゃん】

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いかがでしたでしょうか。サメ図鑑、お楽しみいただけましたか?
さらなる内容の充実を図っていきますので、今後もどうぞお楽しみに!

サメ革モノ専門店アトリエシャークのサメ兄がお送りしました。
これをご縁に今後ともよろシャークお願いします~

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